イモリとレオパのいる日常

イモリとレオパの飼育について綴っていきます

【イモリ】【レオパ】持続するリサイクル霧吹き

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今日は飼育に必要なアイテムの紹介です。

因みに上の写真は我が家のホワイトちゃんです。私の自作のシェルターの上に載ってくれています。この子は鼻の突端付近に模様がなく、ツルんとしているのが特徴です。

エクリプスのフルアイなので、目は真っ黒です。

 

 

まずは下の写真をご覧ください。

 

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皆さん、この容器、元はなんの容器だったか、推測がつきますでしょうか。

特徴としては、1回レバーを引くだけで、とても細かい霧状のミストが2~3秒続くのです。もちろん、圧力をかけて噴霧する本格的な霧吹き(爬虫類ショップでは1200円以上くらいで販売)には及びませんが、少なくても通常の霧吹きを何度も噴射するよりも効率的です。

そして何よりも通常の霧吹きよりも水滴の大きさがさらに細かいのです。

 

では種明かしと参りましょう。

 

そうなんです、ファブリーズマイクロミストというトイレ用消臭剤なのです。

 

中身を使い切ったら、何度も水洗いして、できるだけきれいにします。

しかしさすが消臭剤だけあって、完全にもとの匂い(というか「香り」というべきでしょうか・・・)は消し去ることはできず、水を入れて噴霧した際も、元の香りは、ほのかに匂います。

これが生体に影響があるかどうかですが、我が家では1か月近く、3匹に使用していますが、特段の悪影響は見られないようです。

当初よりも次第に香りも薄らぎ、ほとんど気にならないレベルにまでなりました。

 

霧吹きは爬虫類飼育者にとってマストアイテムですよね。

 

ミストがマイクロなのはよいのですが、生体にケージについた水滴をなめさせようという向きには、ミストが細かすぎてレオパにとっては舐めづらいようです。

水滴を舐めたそうにしているときは、通常の霧吹きのノズルを少し回して、噴霧される水を霧状から少しまとまった水流にしてケージにあてたほうが、レオパにもはっきりとわかる水滴となります。

因みに、このノズルをずっと回していくと、最後は水鉄砲のようになり、飛距離はでますが、もはや「霧吹き」ではなくなります。

それでも、生体が脱皮中で、あえてケージの奥の壁面を濡らしたいときは、水鉄砲にして大き目の水滴を壁面につけるようにしています。

 

「こんなリサイクルの活用もある」というご紹介でした。

 

【レオパ】私家版レオパドライのレシピ

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本日は人工フードについて書いていきます。

我が家は3匹ともレオパドライで飼育しています。

 

レオパドライのよいところ

この人工フードは、とても優れていると思います。1本でコオロギ2.5本分の栄養があるといい、栄養バランスに優れており、カルシウムなどの添加が不要なこと、管理が極めて容易なこと、フンも臭いがなく、食べさせているペースに応じて規則的な排便があること・・・などです。

幸い、今のところ拒食されておらず、みんな食べてくれています。

 

デメリットは・・・

正確にはデメリットといえないかも知れませんが、「ふやかし方が難しい」ということに尽きます。

少なくない飼育者がYoutubeにレオパドライのふやかし方の動画をアップされています。皆さんがおっしゃる共通項は「パッケージに書いてある3~5分」は、ふやかす時間としては長すぎる、ということです。

3分もふやしますと、ピンセットでつかんでケージまでもっていく前にちぎれてしまいます。我が家のレオパの空腹時では、食いついたその勢いだけで、木っ端みじん(流石にこれは言い過ぎですが)になってしまったことも一度や2度ではありません。

こうなると破片を拾ってやらないと、キッチンペーパーについた餌の残りを、なにかの拍子に食べやしないか(実際はそれがついたキッチンペーパーを食べてしまわないか)心配になり、もう一度、ケージ内のキッチンペーパーを取り換えるはめになったりします。

 

そこで、いくつか実験しました。

①レオパドライの水へ浸し方

②水につけている時間

③水から引き揚げた後の処理

ーーこの3点についてです。

 

①は霧吹きで吹き付けるのか、皿にいれて半分浸すのか、どっぷり漬けるのか

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②1分45秒~2分30秒まで10秒刻み程度で変えてみた

③そのまま陶器の皿の上に引っ張り上げるのか、ティッシュまたはキッチンペーパーを敷いて水分を吸収させるのか

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・・・こんな感じです。

 

結論は・・・

一気に結論を書きます。

私の実験では、

①水にどっぷり漬ける

 ➡「どっぷり」とは、完全に水没する状態を指します。上の写真は水位が低めで、もっと水を多く入れた状態を「どっぷり」といいます。この漬け方が甘いと芯がのこる率が高まります

②時間は2分15秒~20秒(※3/13追記:その後、さらに試したところ、2分20秒~25秒のほうがよいみたいです)

③上記時間が経過したらティッシュの上に引き上げる

――のが最も給餌しやすい状態となりました。

 

「給餌しやすい」とは、ピンセットでつまんだときに折れたりせず、レオパが一口目でドライの端っこをうまく加えてくれると、あとは口を動かすごとに口の中におさまっていく、破片がちぎれたりせずに食べ終えることができる、という状態を指します。

すごく微妙ですが、上記のやり方・時間でやっても、20~25%くらいは中央に芯が少し残るか、気持ち柔らか過ぎか、というものが混じります。

レオパドライは比較的1本1本の大きさがそろっている人工フードの部類かと思います。そうはいっても長さや太さが微妙に異なるものは混じります。それが上記20~25%になるのです。

 

少し芯が残っている場合はピンセットで中央付近に少し穴をあげて、しゃぶしゃぶの要領で再度、水の中につけて水を浸透させます。数秒でOKです。このあたりはもう勘でしかなく、頃合いを見計らって、ティッシュの上で水切りをして、レオパの口元にもっていきます。

体感的には、わずかに中央に芯が残っている程度であれば、支障はないように思います。

また反対にふやかしが進んでものは、手間ですが、指で粘土のように少しこねて成型し、水気を落としてからピンセットでつまんで給餌すると、ポキッと半分に折れたりせずに済むようです。

 

【解説】

①については霧吹きや半分程度水を浸したパターンなども試しましたが、再現性が難しく、結局、どっぷり漬ける方法なら、毎回同じことが再現できるのでこの方式にしました。

②はひたすら時間の長さを変えて実験しました。

③6~9本を一度に浸すと、引き上げた後、レオパたちに給餌するまでの時間に差がでます。キッチンペーパーやティッシュの上に引き上げないと、水分がついたままなので、あとのほうに使うレオパドライは、最初のほうの給餌に使ったそれに比べ、水分を吸ってかなり柔らかくなってしまいました。

 

いかがでしたでしょうか。あくまで私の実験による、一つのレシピです。

何かのお役に立てれば幸いです。

 

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【レオパ】個体③の紹介

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今日は我が家で飼育する3匹目のレオパを紹介します。

お迎えは2月初旬、東京都内にある比較的新しい爬虫類専門店(前から別の場所でショップインショップのような形態で営業されていたようですが移転され、昨年開店)でお迎えしました。

この日はコラボイベントということで、ブリーダーさん2人がそれぞれ繁殖させたレオパやニシアフを連れてきて展示販売されていました。

店内は新しく、とてもきれいに陳列されていました。スタッフの方もブリーダーの方もお優しく、老舗爬虫類ショップにありがちな「そんなことも知らないのかよ」といった対応をされることはありません。モルフのことや遺伝のことなどについても丁寧に質問に答えてくださいました。

残念ながらブリーダーさんが持ち込まれた個体は価格的な面などから手が出ず、このお店でもともと販売されていた中から選びました。

 

すでに「モモ」(モルフ:ストライプ)、「オレンジ」(同:タンジェリン)といましたので、黒目のレオパが欲しい、できればベビーで、と思っていました。

そうなると真っ先に思い浮かぶのが、スーパーマックスノーですが、お店にいた子のサイズ、価格等の面からお迎えするには難しく、それであれば代表的モルフで人気がある通常のマックスノーにしようかなと思い、プリンカップを手にとっていました。

 

その中で見つけたのが上の写真のレオパです。モルフは「スノーエクリプス」。モルフはまだ勉強中で詳しくはわかりませんが、スーパーマックスノーも黒目でこのエクリプスも黒目ではありますが、黒目になる要因というのは全く異なるそうです。

この個体は昨年の10月下旬生まれ、国内CBで、我が家の中で唯一誕生日が特定できている子となります。

 

我が家のシンプルな命名パターンにのっとり、スノーから「ホワイト」と命名しました。

 

ホワイトは全体的に細身で、頭も我が家の個体の中ではシュッとしています。目は左右ともフルアイ(黒目)です。エクリプスは両目とも黒目の場合と片方だけということや、黒いけれどもフルアイトにはならない、ということもある、と、これはコラボイベントでいらしていたブリーダーさんから伺いました。

ちなみにこのブリーダーさんが持ち込んだ個体には、それぞれ親の写真と情報が記載されたラベルがつけられていて、流石ブリーダー直販だな、と感心しました。

 

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お店では活き餌、冷凍コオロギ、人工フードを与えていたとのことで、一応、この店で与えていた人工フード(そのうち人工餌について記事をまとめます)も購入しておきました。

しかし、我が家の標準食であるレオパドライを今のところ、食べてくれています。フンも毎日してくれていて、今のところは順調のようです。

一見、おとなしい感じを醸し出している子なのですが、給餌の際にフタを外していると、全くそんな気配を見せず、しかし私が油断した隙にケースから脱走を試みようとします。

最初はゆっくり動くので、タッパーからシェルターに移動するだけかと思いきや、途中から素早い動作でケースの外にでようとします。

なかなかの知能犯です。

こうして3匹飼育してみると、確かに個体によって性格の差があるように思います。

それもまた記事にまとめたいと思います。

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

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【レオパ】セリアで見つけた優れもののピンセット

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爬虫類飼育者にとってピンセットは必需品ですよね。

いろいろ使っていましたが、「これぞ」というものになかなか巡り合えませんでした。

今日、たまたま近くのセリアで「何か使えるものはないかな」という感じで、いろいろなコーナーを見ていたのですが、爪切りだとか毛抜きが並んでいるコーナーにピンセットが6種類くらいならんでいました。

 

その中の一つに目が留まりました。

先が丸くなっていて、ストレート型ではなく、曲型でした。

これまでピンセットは、レオパがかじってもケガしないように、金属を削れるやすりや、プラスチック製のピンセットでも、紙やすりなどを使って、角を丸めていました。

これまで使った歴代のピンセットが以下の写真です↓

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①最初に使ったのが下から2番目の普通のピンセットです。人間用で薬局で入手しました。先端は金属を削れるやすりで丸みをもたせました。

操作性は抜群ですが、我が家のレオパは勢い余って人工餌でなく、ピンセットをガブっとしてしまうことがありました。それなりに衝撃があったので、いくら丸めてあっても口が傷つきやしないかと心配になり・・・

 

②次に使ったのが竹製のピンセットです。こちらもよく紹介されています。

天然素材なので大丈夫そうでしたが、こちらも角はやすりをかけました。

しかしこのピンセットは、

・つかみづらい

・先端部が太すぎる(削るのも手間なのでそのまま使いましたが)

 

③そこで①と②の良さを兼ね備えたものとして、プラ性のピンセットを導入しました。

こちらもどこかの100均だったと思います。

このピンセットの難点は、先端部が十分に開かないことです。

レオパドライの太さとほぼ同じなので、挟むというより、ピンセットの間に押し込むような感じになります。

こうして、いったんはレオパの口の近くにもっていけるのですが、レオパが食いついたときに、ピンセットから人工餌を離すことができないのです。その結果、半分が食いちぎられ、ピンセットに近い下半分がピンセットに残ります。

別記事で書きますが、我が家のレオパ、特にベビーは口を開く回数がある程度、決まっているようで、1回の噛み切り(これを「1バイト」ということにします)でうまく1本食べてくれないと、前述のように半分残ると「ふやけ」も進行しているので、残った半分は、さらにまた半分くらいになってしまいます。

1本食べるのに3~4バイト必要になると、2本目を食べる頃には、めんどくさくなってきてしまうのか、やる気が落ちるようです。

 

④そんなことから、購入したのが、写真一番上のピンセットです。

形状といい、操作性といい、これまでの中では抜群かと思います。

あとは実際に給餌してみてどうか、ということになります。

これについてはまた、ご報告しますね。

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【レオパ】飼育個体①の紹介の続き

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上の写真はオレンジ(←これは我が家での愛称、モルフはタンジェリン)のお迎えを決めたショップで撮影してくれた写真です。どうもお迎え当日は、ケースへのセッティングや様子の観察に夢中になって、いつも写真を撮り忘れます。

店長さんが会計時に撮影してくれました。

 

前回の紹介でお話ししたように、このオレンジは、脱走した結果、尾切れとなってしまい、現在は再生尾が成長して、タンジェリンカラーに色づき始めています。

お迎えしてすぐに脱走されたので、最初に生えていた尻尾の写真がなく、これが唯一の写真です。

 

●前回記事はこちら↓です

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このレオパは10月下旬に韓国から輸入されたようで、繁殖も韓国です。お迎えしたとき=大晦日の時点では生後3か月くらいと思われますので、それから2か月弱がたちました。自切させてしまったので、ともかく栄養をつけさせることに注力し、毎日、レオパドライを与えています。

我が家の3匹の中では最も飼い主と目を合わせてくれるレオパです。ケースがちょうど、椅子に座ると私の目線の高さになるので、朝は、私が椅子に座って寒さよけのタオルを外してあげると、シェルターからひょこひょこ出てきてくれて、じっと見てくれたりするのです。

 

レオパドライもだいぶ、食べるのが上手になりました。端っこを加えて、少し反動をつけるような形で、どのような角度で加えても、うまいこと口の中に格納していきます。

レオパドライは日によって2~3本で、様子を見ながら与えています。フンも毎日、ほぼ同じところにしています。

 

ハンドリングにも3匹の中では、最もよく慣れてくれているように思います。

 

お店では冷凍コオロギ

このショップでは冷凍コオロギを与えていたそうです。

人工餌で飼育したい旨を話すと、「多分、食べてくれると思いますよ」と言ってくれ、「もしものために冷凍コオロギを少しお持ちになれば」とアドバイスしてくれました。

そこで、冷凍コオロギも一緒に購入しました(今のところ、レオパドライを継続して食べてくれているので、冷凍コオロギは与えたことはありません)。

 

このお店は若い女性店長さんと、年配の男性スタッフの方がいらっしゃり、その男性スタッフの方が、いろいろな個体を並べて見せてくれました。レオパは一度、飼育すると、10年以上ともいわれるお付き合いになるので(そこまでお付き合いできるように押世話するつもりですし、私も寄る年波に贖いつつ、元気でいなくては、と戒める毎日)、まるで新車購入のときのように慎重になってしまいました。最終的には、目が合ったとか、ピンときたとか、そうした感覚的、感性的なものでお迎えする個体を決めています。

 

爬虫類界で有名なショップや、犬猫や哺乳類メインで、爬虫類「も」置いているようなショップなどもいろいろ入ってみて店員の方と会話しましたが、皆さん総じて人工餌には否定的です。

 

「人工餌はね・・・最初は食べるけど、途中で飽きて食べなくなるから、あまりお勧めではないね」というスタンスのところが多いのです。人工餌で育てようとするのは邪道なのか・・・という気になってしまいます。

そうしたショップが多い中で、このオレンジをお迎えしたショップは、とても多様な飼い方を認めてくれる感じで、安心できました。

 

シェルターの中で脱皮している様子も一度だけ、見たことがありますが、後ろ脚の指先まで、口を使って器用に皮を脱いでいました。

 

心配していた尻尾もなんとか”さま”になってきて、オレンジ色が日ごとに強くなってきており、なにより嬉しいのは次第に太さも増してきている感じがすることです。

このまま順調にヤングアダルトになり、そして立派が成体に成長していく様子を見守りたいと思います。

 

 

【レオパ】飼育個体②の紹介

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我が家の個体紹介の2回目です。

今日、ご紹介するのは東レプ」(東京レプタイルズワールト、2021年12月4日~5日、池袋サンシャインシティ)でお迎えしたマックスノーストライプのモルフの「モモ」です。(※赤字は3/13追記)

もともとの住まいは首都圏にあり(今もそちらは維持したままの2拠点生活です)、そこから池袋は行きやすい場所でした。そこで、コンビニであらかじめ前売り券を買っておきました。そのほうが安いし、当日、並ぶ回数が減ると思ったからです。

 

※このときのイベントの模様は、この時点ですと旧聞に属するタイミングなのと、本記事の趣旨からすると焦点がボケるので、別の記事で書きます。

 

なぜモモかというと、お迎え当初は全体的に桃色っぽい体色をしていたからです。

写真は直近のもので、現在は黄色がかったきて、白桃というより、桃は桃でも黄色い黄桃という種類の桃のような色になってきました。

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お迎え時は生後6か月くらいだったと思います。初めてのレオパだったので、いろいろ調べた結果、ベビーはちょっと回避し、ある程度成長したサイズを、と思っていました。

そしてイベント会場で関西のショップのブースで購入しました。メスと言われました。

アメリカCBで2021年10月にお店にやってきたそうです。(※赤字は3/13追記)

 

時期はコロナの第6波の前、ちょうど5波が収束した頃で、まん延防止法はどの都道府県も対象になっておらず、落ち着いていた時期でしたので、初めてのレオパはイベントでお迎えしようと思っていました。

とはいえ、必ずお迎えすると決めていたわけではなく、いわばマーケットリサーチ的な感じで、「運命の出会い」的なものがあれば、その時はその時、と思っていました。

このときより後は、お迎えになるときは必ず保温バッグとカイロ持参でしたが、このときは違いました。

 

決め手は人工餌に慣れていたこと

東レプは多くのお店がレオパを販売していましたが、プリンカップ等に印をつけて人工餌を食べていることを示しているお店もありました。また、そうした表示がなくても、お店の人に尋ねると、人工餌を食べているか否かを教えてくれました。

およそ5つくらいのお店で人工餌を与えている個体がいました。

お迎えしたお店は、プリンカップに赤いシールが貼ってあり、これが人工餌で飼育していることの印でした。生まれたときから人工餌で飼育しているそうです。

そしてヤングアダルトまでのサイズになっていたのと、フンもしていたこと、カップから出すと、活発に動いていたこと、あとは感覚というか、目があったというか、そんな感じで子のレオパをお迎えしようと決めました。

金額は1万円、同じ価格帯でほかのモルフもいましたが、その時点では「初心者は避けたほうがよいモルフ」というのだけは頭に入れてあって、それ以外であればこだわりはありませんでした。ただ予算的にはそのくらい、と決めていました。

 

だいたい会場を2周した時点でお金を払って、しかしまだイベント会場はもっと見たかったので、取り置きしてもらいました。そして遅めの昼食をとり、サンシャイン地下の100均で保温バッグとカイロを買って、用品などをみたあとに受け取りました。

 

飼育するケースは、GEXのレプテリア300CUBEにしました。

上部のヒーターはこれもGEXのヒーティングトップのSにしていましたが、勤務の都合で居住している今の住まいは寒冷地にあるため、Sでは朝の冷え込みの際に明らかに力不足でしたので、すぐにAmazonでMを購入し直しました。

底面ヒーターはみどり商会のピタリ適温1号です。温度傾斜をつけるために、ケース全体に敷く必要はないと聞いていましたので、こちらはSのままとしました。

レプテリアにした主な理由は最初なのでお手頃価格で広さが確保でき、ヒーティングトップをそのまま載せられるように上部が金網仕様になっていたからでした。

 

夜間の就寝時はレオパたちのいる部屋の人間用の暖房は切ります。外気は氷点下5度くらいに下がるような地域で、室温も11~12度くらいがせいぜいという感じです(ひどいときは朝起きたときに室内で一桁台の温度になります)。

こんな厳しい寒さの地ですが、前述のような設備で冷え込みが厳しい早朝でも25度くらいは維持できています(ケースの周囲には発泡スチロールを3方に貼り、さらに棚(ワイヤーラックを使用)も発泡スチロールの板で囲っています)。

 

食べるときは食べる

という意味は、我が家のほかのベビーの2匹と異なり、モモはヤングアダルトなので、毎日、餌は食べません。ついでなので、餌をあげた日の翌日もあげようとしたことはあったのですが、明確に拒否されました。

およそレオパドライ2本を1日おき、といったペースです。

そしてレオパドライを食べるときの食べ方が、大きいので当然ですが、我が家の3匹の中で一番うまい。ふやかし過ぎた場合(レオパドライはこのふやかし加減が難しい)、もたもたしているとピンセットでつまんでいる間に自重でちぎれて落ちてしまうのですが、モモは食いつくと、うまここと餌を動かし、半分くらいがちぎれて落ちそうになる寸前に、食いつき直して口の中におさめてくれます。

お腹が空いているときのモモの食べっぷりは、なかなか迫力があります。プラのピンセットを使っていますが、餌からの衝撃を感じるほどです。

その代わり、食べたくないときはさっぱりです。ベビーたちはちょっと時間を空けると、興味を示して食べだすこともあるのですが、モモはそういうことはありません。

見向きもしません。2本目を拒むときもあります。また給餌間隔がいつもより長くなってしまった場合などは、3本目を食べるときもあります。

このあたりは、あまり神経質にならず、様子を見ながら与えています。

 

運動量は少な目

昼間はほぼシェルターの中にいて、夜間、人が寝静まった後に多少はうろうろしているようですが、夜、寝る前に見たときも、朝、起きてから見たときも、まずシェルターの中にいます。よい意味で慣れたのでしょうか、以前はちょっとの物音でもシェルターから顔をだして様子をうかがっていましたが、今はちょっとやそっとのことでは顔を出すということもなく、一瞬、目は開けますが、またつむってしまいます。

ただ、ハンドリングのときは、ものすごく活発になり、体もベビーたちより大きい分、移動幅も大きく、また普段では見せないくらい素早い動き(よく動画でみるような、のっそりした歩き方からは想像できないくらいの動き)をするので、こちらも集中していないと逃げだされてしまいそうになるので注意が必要です。

 

モルフ的には珍しくも有名でもなく、一般種ということになりますが、私にとっては初めてレオパ飼育、それも活き餌ではなく、人工餌で飼育するということにちょっとだけ自信をもたせてくれた個体であり、その後の”沼”にはまっていくきっかけともなった1匹ですので、末永く大切に飼育していこうと思います。

 

 

【イモリとレオパ】知見と経験と~このブログの紹介に代えて

ブログ紹介文を書いてうるうちに長くなりましたので、ブログ記事としてもアップすることとしました。こちらのほうが改行などもできますので読みやすくなります。

 

通常の記事を4本書いたあとに「いまさら」ですが、よろしければお読みください。

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「イモリとレオパのいる日常」ブログについて

我が家で飼育しているイモリとレオパについて、主に観察や飼育の過程において気づいたことなどを綴ってまいります。エッセー風に書いていきますので、お気軽にご覧いただければと思います。イモリにしてもレオパにしても、飼育において王道のような方法はありますし、そうなのだろうと思います。最初はこうした基本がないと、始めようがありませんので、助かります。飼育前や飼育してからも、数多くのブログやyoutubeを拝見し、大いに参考にさせていただきました。

 

いわば知見を得たわけです。


そのうえで、ですが、やはり生き物ですので個体差がある、ということです。そして「こうしたことはなるべく避けましょう」ということなども、理解したうえで、それでもそうしたことを選択せざるを得ない場面もあります。

 

飼育者の皆さんは、実にいろいろな経験をされています。「基本はこうだが、こういう場合もある」ということが最初は頭で理解し、そして飼育して自分が実際に遭遇すると、「〇〇に書いてあったな」「△△の動画でこういうケースあったよな」と自分の実体験と結びつけることができます。

 

これは私自身の経験となります。そして経験を重ねて自分なりの気づきが得られたとき、少しは飼育者として成長できるのだと思います。


やはり飼育者が多いと、情報が多く、こうした生き物を飼育するうえでとても助かります。さまざまな情報に接して、それらをもとに自分ではどうするのか、ということを決めていくわけですが(その過程は私の場合は試行錯誤します)、私もほかの方のブログや動画にお世話になった以上、自身の体験を(ささやかではありますが)お伝えしていこうと思います。そして自分の記録としても、ブログは残せるのでツールとして向いているということもあります。


なかなか王道のようにはいかないこともあるのですが、それを含めてお伝えしていく場といたします。あくまで私自身の責任においてやっていることを綴っておりますので、(そのような方はいらっしゃらないかと思いますが)参考にされるようなことがある場合は、ご自身の判断、責任においてなさってくださいますようお願いいたします。


やはり生き物は同じ種類であっても個体それぞれなので、同じような飼育環境でも個体によって差異が見受けられます。飼育する以上、十分な知識を、と思い、それなりには勉強した自信はありますが、まだ飼育経験は浅いです。これからも試行錯誤しながら我が家の個体にとって最適となるような飼育を目指していきたいと思います。
このようなブログですが、よろしければお付き合いくださいませ。

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