イモリとレオパのいる日常

イモリとレオパの飼育について綴っていきます

【レオパ】私家版レオパドライのレシピ

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本日は人工フードについて書いていきます。

我が家は3匹ともレオパドライで飼育しています。

 

レオパドライのよいところ

この人工フードは、とても優れていると思います。1本でコオロギ2.5本分の栄養があるといい、栄養バランスに優れており、カルシウムなどの添加が不要なこと、管理が極めて容易なこと、フンも臭いがなく、食べさせているペースに応じて規則的な排便があること・・・などです。

幸い、今のところ拒食されておらず、みんな食べてくれています。

 

デメリットは・・・

正確にはデメリットといえないかも知れませんが、「ふやかし方が難しい」ということに尽きます。

少なくない飼育者がYoutubeにレオパドライのふやかし方の動画をアップされています。皆さんがおっしゃる共通項は「パッケージに書いてある3~5分」は、ふやかす時間としては長すぎる、ということです。

3分もふやしますと、ピンセットでつかんでケージまでもっていく前にちぎれてしまいます。我が家のレオパの空腹時では、食いついたその勢いだけで、木っ端みじん(流石にこれは言い過ぎですが)になってしまったことも一度や2度ではありません。

こうなると破片を拾ってやらないと、キッチンペーパーについた餌の残りを、なにかの拍子に食べやしないか(実際はそれがついたキッチンペーパーを食べてしまわないか)心配になり、もう一度、ケージ内のキッチンペーパーを取り換えるはめになったりします。

 

そこで、いくつか実験しました。

①レオパドライの水へ浸し方

②水につけている時間

③水から引き揚げた後の処理

ーーこの3点についてです。

 

①は霧吹きで吹き付けるのか、皿にいれて半分浸すのか、どっぷり漬けるのか

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②1分45秒~2分30秒まで10秒刻み程度で変えてみた

③そのまま陶器の皿の上に引っ張り上げるのか、ティッシュまたはキッチンペーパーを敷いて水分を吸収させるのか

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・・・こんな感じです。

 

結論は・・・

一気に結論を書きます。

私の実験では、

①水にどっぷり漬ける

 ➡「どっぷり」とは、完全に水没する状態を指します。上の写真は水位が低めで、もっと水を多く入れた状態を「どっぷり」といいます。この漬け方が甘いと芯がのこる率が高まります

②時間は2分15秒~20秒(※3/13追記:その後、さらに試したところ、2分20秒~25秒のほうがよいみたいです)

③上記時間が経過したらティッシュの上に引き上げる

――のが最も給餌しやすい状態となりました。

 

「給餌しやすい」とは、ピンセットでつまんだときに折れたりせず、レオパが一口目でドライの端っこをうまく加えてくれると、あとは口を動かすごとに口の中におさまっていく、破片がちぎれたりせずに食べ終えることができる、という状態を指します。

すごく微妙ですが、上記のやり方・時間でやっても、20~25%くらいは中央に芯が少し残るか、気持ち柔らか過ぎか、というものが混じります。

レオパドライは比較的1本1本の大きさがそろっている人工フードの部類かと思います。そうはいっても長さや太さが微妙に異なるものは混じります。それが上記20~25%になるのです。

 

少し芯が残っている場合はピンセットで中央付近に少し穴をあげて、しゃぶしゃぶの要領で再度、水の中につけて水を浸透させます。数秒でOKです。このあたりはもう勘でしかなく、頃合いを見計らって、ティッシュの上で水切りをして、レオパの口元にもっていきます。

体感的には、わずかに中央に芯が残っている程度であれば、支障はないように思います。

また反対にふやかしが進んでものは、手間ですが、指で粘土のように少しこねて成型し、水気を落としてからピンセットでつまんで給餌すると、ポキッと半分に折れたりせずに済むようです。

 

【解説】

①については霧吹きや半分程度水を浸したパターンなども試しましたが、再現性が難しく、結局、どっぷり漬ける方法なら、毎回同じことが再現できるのでこの方式にしました。

②はひたすら時間の長さを変えて実験しました。

③6~9本を一度に浸すと、引き上げた後、レオパたちに給餌するまでの時間に差がでます。キッチンペーパーやティッシュの上に引き上げないと、水分がついたままなので、あとのほうに使うレオパドライは、最初のほうの給餌に使ったそれに比べ、水分を吸ってかなり柔らかくなってしまいました。

 

いかがでしたでしょうか。あくまで私の実験による、一つのレシピです。

何かのお役に立てれば幸いです。

 

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